「ソン・フンミンは偽善者だ」中国の著名解説者が“3-0”ジェスチャーに噛みつく!「イ・ガンインより悪い人」

相手のファンを挑発した振る舞いは、やはり受け入れがたいものだったようだ。

中国代表は現地6月11日、北中米ワールドカップのアジア2次予選・最終節で、韓国代表と敵地で対戦。0-1で敗れたが、他会場の結果により、グループ2位で最終予選進出を果たした。

この一戦で話題を集めているのが、ソン・フンミンのジェスチャーだ。前半終了間際、中国ファンの激しいブーイングに対し、韓国の大エースは指で「3-0」を作ってみせた。3-0は昨年11月の前回対戦で、韓国が敵地で中国をくだした時のスコアだ。

試合後にソン・フンミンは「大韓民国の選手として、何かを示したかった」などと自身の行動を説明。中国ファンの中には擁護する声もあったようだが、同国の著名なコメンテーターであるドン・ルー氏は厳しく批判したという。

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韓国メディア『エクスポーツニュース』は、「ソン・フンミンの行動は、中国の解説者の機嫌を損ねた」と伝える。

「中国メディアによると、彼は『ソン・フンミンは偽善者である。確かに彼はそうだ。弱者をいびり、強者を恐れる。愛し方と憎しみ方を知っているイ・ガンインより悪い人だ』と主張した」

相当に不満があるようだ。『エクスポーツニュース』はさらに続ける。

「ドン・ルー氏は“3-0”ジェスチャーに対し、『プレミアリーグでも罵声が飛んでくるのに、プレミアでは反応しなかったソン・フンミンは中国に憤慨している』と話している。さらに『韓国はこの日、緊張していたし、ソン・フンミンもそれは同じだった。彼は自分をコントロールできず、3-0のジェスチャーを取った。これは彼が緊張していることを示している。そうでなければ、なぜファンと戦おうとしたのか』と付け加えた」

野次を浴びたソン・フンミンは「うまく対処することが大事。興奮することなく、冷静に受け止めることができた」と話しているが、その心中はいかなるものだったのだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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