吉岡里帆が京都のショーに登場、竹久夢二オマージュの着物姿に

女優の吉岡里帆が6月15日、「京都劇場」(京都市下京区)にて開催された、京都のファッションイベント「第30回 Fashion Cantata from KYOTO」に登場。艶やかな和装姿を披露した。

竹久夢二の作品をイメージしたスタイリングで登場した吉岡里帆(15日・京都市内)

日本の伝統である和装文化と先進的な洋装文化、そして芸術文化との交流・融合を図り、京都から情報発信することがコンセプトの同イベント。30回目となる今回は「Present for our Future」をテーマに、吉岡里帆や松村沙友理、鮎川陽子らをゲストに迎えファッションショーがおこなわれた。

ショー前におこなわれた記者会見で、吉岡は大正時代の芸術家・竹久夢二の世界観をイメージしたスタイリングで登場。「美人画」で知られる夢二の世界観をオマージュし、前髪を短く切りそろえたショートヘアと、紫色の生地にかわいらしい柄があしらわれたモダンな着物姿を披露した。

カメラマンの父を持つ吉岡は幼少期から着物を着て写真撮影をする機会も多かったといい、「京都は秋の時期にすごく紅葉が綺麗で真紅に染まるんですが、それとそっくりな真っ赤な着物を着させていただいたことがあります」と、地元・京都での思い出を語った。

また、「そのときの着物が実家に残っていて。いつか自分が子どもを産む機会があったら・・・。女の子を産めるかはわからないですけど(笑)。そんな着物を着せてあげられたらうれしいなと思います」と笑顔を見せていた。

さらに、今回のテーマに合わせ、「あの時があったからこそ今がある」というエピソードを聞かれた吉岡は、デビューのきっかけとなった太秦映画村でのエキストラ経験を挙げ、「その時の縁が今の仕事に繋がっていると思うので。あの日とあの日着たピンクのお着物にはめちゃくちゃ感謝してます」と振りかえった。

取材・文・写真/つちだ四郎

© 株式会社京阪神エルマガジン社