【レスリング】パリ五輪代表・桜井つぐみ&元木咲良を生んだ育英大の〝世界一の練習〟

壮行会に出席した元木咲良(左)と桜井つぐみ

パリ五輪代表でレスリング女子57キロ級の桜井つぐみ(22)と62キロ級の元木咲良(22=ともに育英大助手)が15日、群馬県内で行われた育英大学主催の壮行会に出席した。

育英大レスリング部は2018年に創設と若いチームながら今回のパリ五輪では代表選手を2人も輩出。その強さの理由を柳川監督は〝世界一の練習〟と表現する。

具体的な練習メニューにつて、桜井は「とにかくスパーリングをする。多い時は(3分を)25本やったりもする」。元木は「朝から走る。1周800メートルの外周を3~4周」と選手は過酷な練習メニューをこなしているようだ。

柳川監督は練習へのこだわりについて「質の高い技術や本人にあった技術は何かということを研究し、質の部分と量もかなりやっている」と語った。また他大学へ練習に赴くことも多いそうだが「いろんな先生方に知恵を借りている。いいところを取ってうまく組み合わせている」と強さの要因を説明した。

メンタル面の指導に関しては「五輪という言葉をなるべく使わないようにしている。プレッシャーになることもあるので『天下一武道会』と呼んでいる」と明かした。

世界一の練習で鍛えられた2人がパリで頂点を目指す。

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