富山県地域防災セミナー 災害時安否確認 アプリで速やかに

地域防災セミナーが15日、富山市で開かれ、能登半島地震の際に住民同士が電子回覧アプリで安否確認できたことなどが報告されました。

このセミナーは、能登半島地震を受けて町内会など地域単位の防災体制を見直してもらおうと県が開きました。

南砺市の安居地区では、能登半島地震が発生した際、電子回覧板アプリ「結ネット」を使い、利用者のおよそ7割の安否確認が速やかに行えたということです。

また支援の必要な高齢者宅には、結ネットと連携した専用スピーカーも設置していて、ほとんどの世帯で30分以内に「無事」のボタンを押して返答したということです。

回覧板アプリ「結ネット」は、県内13の市町村で導入されています。能登半島地震では、多くの町内会で住民同士の安否確認や緊急連絡網として利用されたということです。

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