【卓球】日本の男女エースが現在の状態明かす 早田ひな「自分の感覚が固まってきている」

早田ひな

開幕まで約40日となったパリ五輪を前に、日本卓球界のエースが現在のコンディションを明かした。

スロベニアで開催中のWTTスターコンテンダー・リュブリャナ(11~16日)では、女子の早田ひな(日本生命)が14日のシングルス2回戦で元欧州女王を撃破して、3回戦に進出。前週のWTTコンテンダー・ザグレブ(クロアチア)では今季国際大会初優勝を果たすなど、調子を上げている。

そんな早田は会場で取材に応じ「五輪のシードを獲得するためにというか、自分の中ではまだ五輪に向けてという感覚ではない」と冷静に自己分析した上で「でもこの試合で勝つことがある意味五輪につながってくる。そういった部分では6、7割はいろんな面で、自分の感覚としてはだいぶ固まってきているかな」と手応えを口にした。

男子の張本智和(智和企画)も今大会に出場し、シングルスで3回戦にコマを進めた。取材では「体的にも卓球の調子的にも、すごくいつも通りキープできている。全然悪い状態ではない」としながらも「もう少し状態を上げたい。五輪まで残り2か月もないけど、今の状態をキープしながら、少しずつ、近づくにつれて状態を上げていきたい」と決意を新たにした。

打倒中国へ、残された期間で日本の大黒柱はさらなる高みを目指す。

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