初夏の風物詩 倉敷市祐安地区で田んぼに水をくみ上げる水車回り始める【岡山】

田植えシーズンを迎え、倉敷市祐安地区では田んぼに水を入れるため水車が2024年も回り始めました。

のどかな田園地帯で昔ながらの水車が回ります。
JR倉敷駅北部にある祐安地区では、田んぼが川の水面より高く砂地で水もちが悪いことから今でも田んぼに水を送るのに水車が使われています。

2024年も田植えシーズンに入り、田んぼに水をくみ上げるため6月10日頃から水車が回り始めました。
用水路に設置された直径180センチ前後の木製の水車が勢いよく回っています。かつては50基ほどあったという水車ですが、農家の減少などで今では15基となっています。それでも一つの川にこれだけの数の水車があるのは全国でも珍しいということで、初夏の風物詩として親しまれています。

祐安地区の水車は稲刈りが始まる前の9月まで回り続け、田んぼを潤します。

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