猛打賞のオリックス・安達がお立ち台で謝罪「ほっともっとでやらかしてしまってすいませんでした」5月に1回3失策

 ヒーローインタビューを終えポーズを決める(左から)安達、茶野、太田、西川(撮影・石井剣太郎)

 「オリックス9-3ヤクルト」(15日、京セラドーム大阪)

 オリックスのベテラン・安達が打って走って躍動した。1点を先制された直後の三回1死二塁、安達が逆方向の一、二塁間を破る鋭く右前打。4月28日・日本ハム戦以来の先発出場で、同27日の同戦以来となる安打を放った。

 1死一、三塁となり続く太田の遊撃のグラブをはじく同点中前打で、安達は一気に三塁を陥れる好走塁。なおも一、三塁で西川の右越え勝ち越し3ランが飛び出し、この回4点を奪った。

 安達は4-2の四回も2死二塁で中越えに適時二塁打。さらに六回にも右前打を放ち、2022年9月3日・ロッテ戦以来2年ぶりの猛打賞をマークした。

 お立ち台では「まず初めに、ほっともっとで、ちょっといろいろやらかしてしまって、いっぱい応援してもらっている中で、ちょっとやらかしてしまってすいませんでした」と謝罪した。5月1日のロッテ戦(ほっともっと神戸)で2点リードの九回に守備固めで二塁に就いたが、名手がまさかの1イニング3失策。逆転負けで日本通算250セーブがかかった守護神・平野佳の記録達成はお預けとなった。

 それだけに「一時期、野球が怖い時期あったが、この場に立てて本当に気持ちいいです。よかったです」。そう言って汗をぬぐうと、「ホッとしてます」「すんごいホッとしてました」とこの日の活躍を振り返った。

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