手足口病報告数が警報レベルに 京都府内で約5年ぶり

幼い子供に流行する手足口病の患者数が、京都府内の各地で警報レベルに達しました。手足口病は、乳幼児を中心に流行が見られる病気で、口の中、手のひら、足の裏などに2~3mmの発疹が見られ、有効な特効薬はなく、予防接種もできません。京都府内の定点当たりの患者報告数は、6月3日から9日の1週間で、警報レベルの5を超える5.77となり、5年ぶりに警報レベルに達しました。地域別では、木津川市と相楽郡の山城南で7.75と最も高く、第2位は向日市、長岡京市、大山崎町の乙訓で7.50、第3位は、京都市の6.30でした。また宇治市などの山城北が5.8、亀岡市、南丹市、京丹波町の南丹が5.6、福知山市の中丹西が5.33で、いずれも警報レベルに達しています。京都府では、更なる流行拡大が予想されるため、外出後の手洗いや、排せつ物の適切な処理と、処理後の手洗い、咳エチケットを呼びかけています。

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