温泉やサクランボ収穫など満喫 福島市で合宿中の大相撲荒汐部屋の力士

採れたてのサクランボの魅力に触れる力士

 福島市で合宿中の大相撲荒汐部屋の力士は14日、市内の飯坂温泉街や果樹園を訪れ、温泉や旬を迎えたサクランボなどを満喫した。

 力士15人と荒汐親方は穴原温泉・吉川屋で露天風呂に入り、疲れを癒やした。温泉街の名所「旧堀切邸」などを散策する力士を、地域住民やファンが見つけると歓声を上げて喜んでいた。

 まるせい果樹園ではサクランボ狩りを体験した。佐藤清一社長が高い位置で育った実のほうが味わい深いと話すと、力士は大きな体を生かして収穫。甘酸っぱい実を味わった。二つの実がくっついた「双子果(ふたごか)」を見ると、珍しいと写真撮影していた。佐藤社長は「笑顔でおいしいと言ってもらい、うれしい限りだ」と笑った。

(県北版)

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