フードデリバリーアプリで“詐欺”ベトナム人ら逮捕

フードデリバリー会社のアプリに不正にアクセスし、実際に配達していないのに配送料をだまし取ったとして、福岡市に住むベトナム国籍の男女など5人が逮捕されました。

電子計算機使用詐欺の疑いで逮捕されたのは福岡市博多区の職業不詳、ド・ヴィエット・ドゥック容疑者(25)ら、ベトナム国籍の男女4人と、同じく福岡市博多区の飲食店従業員、高木陸容疑者(36)です。

警察によりますと、ド容疑者ら5人は共謀して、今年1月から2月にかけて6回にわたり、フードデリバリー会社のアプリにスマートフォンから不正にアクセスして注文を行ったように見せかけ、配送料1万8千円あまりをだまし取った疑いがもたれています。

警察が2月に糟屋郡内で、車に乗っていたド容疑者らに職務質問をした際、スマホを10数台持っていたため、任意で調べたところ、フードデリバリー会社への不審な注文や履歴があり、捜査を進めていました。

5人の認否は明らかになっていません。

高木容疑者の口座にはほかにも配送報酬として、数百万円が振り込まれていて、警察は、ベトナム国籍の4人が犯行を主導し、ほかにも余罪があるとみて捜査しています。

フードデリバリーに絡む詐欺事件の摘発は福岡県警で、はじめてです。

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