日本女子バレー、五輪決定後初の試合で前回銅のセルビアを撃破! 予選4位浮上で準々決勝進出が確定【ネーションズリーグ】

6月15日、女子バレーボールの「ネーションズリーグ(VNL)」予選ラウンド第3週・福岡大会が北九州市・西日本総合展示場で行なわれ、14日に6大会連続の五輪出場が決まった世界ランク7位の日本代表は同9位のセルビア代表と対戦。セットカウント3-0(25-22、25-18、25-15)のストレート勝利を収め、準々決勝進出を果たした。福岡大会2勝目を挙げた日本は、大会通算成績を8勝3敗とした。

この日、日本はセッター岩崎こよみ、アウトサイドヒッター古賀紗理那、林琴奈、石川真佑、ミドルブロッカー山田二千華、荒木彩花、リベロ福留慧美が先発した。

第1セットはセルビアと中盤まで競り合う展開が続いたが、石川真佑の強打が効果的に決まるなど躍動。その後も押し切った日本が25‐22で先取した。

第2セットも、序盤に3連続で得点するなど順調なスタートを見せると、その後も林琴奈の強打などでポイントをマーク。終盤も田中瑞稀の連続サーブが決めるなどし、7点差を付けてセットポイントを迎えた。その後もセルビアの猛攻撃も簡単にポイントを取らせない粘りの守備を披露し、最後は宮部藍梨が決めて25-18で連取した。 勝負の第3セットは序盤からセルビアの高さに苦戦しながらも、石川のバックアタックや宮部藍梨のアタックなどでポイントを稼ぐ。このセットも難なく奪い、五輪出場決定後、初の試合で前回五輪銅メダルのセルビアをストレートで下した。

この結果、日本は予選ラウンド8勝3敗で勝ち点を25とし、トルコを抜いて4位に浮上、準々決勝進出が確定した。決勝ラウンドは6月20日からタイで行なわれる。

構成●THE DIGEST編集部

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