復元整備されて50年 神戸の五色塚古墳で古代の生活体験

地域の文化財を身近に感じてもらおうと、兵庫県神戸市にある五色塚古墳で古代の人々の暮らしを体験できるイベントが開かれました。

神戸市垂水区で開かれた「五色塚古墳まつり」には、地元の子どもたちを中心に多くの家族連れが訪れました。

五色塚古墳は、4世紀後半に作られた全長194mの県内で最も大きい前方後円墳で、1974年に築造当時の姿に復元されました。

6月15日は、古代の人の暮らしを紹介するブースが並び、子どもたちが「まいぎり」という道具を使って火おこしに挑戦したり、古代の衣装を試着したりして、タイムスリップしたような体験を楽しんでいました。

また、自分で石を削って作る勾玉作りや粘土を使った埴輪や土器作りなどでは、大人も真剣な表情で取り組んでいました。

五色塚古墳は、2024年で復元整備されて50年目となり、市は新たなガイダンス施設の設置を計画しているということです。

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