石川真佑、途中交代に「もちろん悔しさは…」 カナダ戦で失意→中1日でチーム最多17得点の活躍【ネーションズリーグ】

セルビア戦に出場した日本代表の石川真佑【写真:VNL提供】

買取大吉 バレーボールネーションズリーグ2024福岡大会

バレーボールネーションズリーグ(VNL)2024福岡大会は15日、北九州市の西日本総合展示場で女子第3週が行われ、世界ランク7位の日本は同9位セルビアに3-0(25-22、25-18、25-15)のストレートで完勝した。大会通算8勝3敗。両国ともすでにパリ五輪出場が決定済み。世界ランク5位以内に入れば五輪の組み合わせで優位になる可能性があるため、重要な一戦を制した。チーム最多17得点を記録した石川真佑は途中交代で敗れた13日のカナダ戦から巻き返した。

スタメンに名を連ねたこの日は序盤から強烈なスパイクで得点を量産。カナダ戦第2セットで交代して以降、出番がなかった鬱憤を晴らすプレーだった。試合後は「悔しさもあったので、今日しっかりと結果を出せたのが良かった」と振り返った。

「カナダ戦は(交代して以降)悔しさももちろんあったし、流れがまたうまくいかない時に入る準備をしていた。外から見て中に伝えることや、自分が次に入った時にこうしようと考えていた。自分自身のミスもあったし、数字(スパイク決定率など)が悪くて代えられた部分もあるけど、1日空いたので、しっかりと切り替えて良いパフォーマンスができる準備をしようと思って過ごしていた」

中1日でしっかり切り替えられたのは、イタリアで揉まれた経験もあってこそ。パリ五輪に向け、石川は「点数を取れる選手はたくさんいるけど、勝負所で決め切るポジションでもある。オフェンスだけじゃなく、ディフェンスでも貢献していかないといけない。オフェンス、ディフェンスともに波のないプレーをしたい」と役割を自覚。「劣勢の場面では気持ちの面も大事になってくる」と本番を見据えた。

THE ANSWER編集部

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