TARAKOさん『ありがとうの会』 ちびまる子ちゃんファミリーら約800人が参列 キートン山田「順番が違うだろ」

3月に63歳で亡くなった、声優のTARAKO(たらこ)さんの『TARAちゃんありがとうの会~たいせつなきみへ~』が15日に執り行われ、生前親交のあった声優仲間や関係者約800人(主催者発表)が参列しました。

TARAKOさんは、アニメ『ちびまる子ちゃん』のまる子役や、日本テレビお天気キャラクター・そらジローなど数々の声優を務め、日本国民から愛されてきました。

この日、行われた会にはアニメ『ちびまる子ちゃんファミリー』の声優陣や初代ナレーターのキートン山田さん、お笑いコンビ・爆笑問題の太田光さん(59)、田中裕二さん(59)、太田光代さん、山寺宏一さん(62)や、気象予報士の木原実さんらが出席。

色鮮やかに飾られた祭壇は、ちびまる子ちゃんの美術監督を務める野村可南子さんが考案。遺影はフラワーリースで包まれ、まる子ちゃんと同じピンクのリボンが添えられました。さらに、これまでに務めた数々のキャラクターたちやTARAKOさん愛用の黄色いギターが供えられました。

キートン山田さんは「最後にメールでやりとりをしたのは去年の12月。TARAちゃんの誕生日にメールして、何十年もメール交換してきたのに、(そのときのメールはこれまでで)一番文章が短くて、いつも絵文字いっぱいなのに、(そのときのメールには)一つもなくて、ハートマークも一個もなくて、異変を感じてました。でも“なんかあったの?”って聞く勇気なかった」と当時を振り返りました。

続けて訃報を聞いた際「うろたえました。気がつけば、庭で雑草を抜きながら“なんでだ、なんでだよ”と言っていました」と心境を明かし、最後は「まる子よ、順番が違うだろ、友蔵が先である。後半へ続く!」と最後にはおなじみの口調でしのびました。

© 日本テレビ放送網株式会社