古賀紗理那 五輪切符獲得までの心境吐露「古賀紗理那史上1番必死だった大会」「途中で“無敵モード”」

 セルビアに勝利し、笑顔を見せる古賀紗理那(中央左)らバレーボール日本代表選手ら(撮影・中田匡峻)

 「バレーボール女子・ネーションズリーグ、日本3-0セルビア」(15日、西日本総合展示場)

 すでに6大会連続のパリ五輪出場が確定した日本が、セルビアを3-0(25-22、25-18、25-15)のストレートで破った。主将の古賀紗理那(NEC)は高速バックアタックなどで得点を重ね、最後はレフトからの強打で勝負を決めた。場内インタビューでは「やったぜー!!」と絶叫。緊張から解き放たれ、笑みがはじけた。

 「古賀紗理那史上1番必死だった大会。でも楽しかった。中国大会ぐらいかな?途中で“無敵モード”に入った。これだけ練習して、走って、トレーニングしてうまくいかないはずないって」

 昨秋の五輪予選ではトルコ、ブラジルに2連敗を喫し、1年前の段階での出場権獲得を逃した。残り「5枠」を求めて今大会に突入。世界ランク上昇のために格上撃破が必須条件の中、古賀は1試合あたり19得点を記録し、ここまで計210得点。第1週では世界ランク1位のトルコ、第2週の中国撃破に貢献し、エースとして役割を果たし続けた。

 福岡大会最終戦として16日は米国と戦い、決勝大会を経て、勝負のパリ五輪へと向かう。古賀は「パリで爆発できるように。楽しんで戦っていきたい」と闘志を燃やした。

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