女子バレー日本 セルビアにストレート勝ち! 五輪決定から一夜明け歓喜 主将・古賀も絶叫「やったぜー」

 セルビアに勝利し、笑顔を見せるバレーボール日本代表の選手たち(撮影・中田匡峻)

 「バレーボール女子・ネーションズリーグ、日本3-0セルビア」(15日、西日本総合展示場)

 「買取大吉 バレーボール ネーションズリーグ女子福岡大会」の1次リーグが行われ、パリ五輪出場を決めた日本は、セルビアに3-0で快勝して8勝目(3敗)を挙げた。日本は1次リーグ7位以内に入り、決勝大会(20日開幕・バンコク)に出場する。セルビアは3勝8敗。日本は第1セット、古賀(NEC)や石川(ノバラ)が効果的に攻撃を決めて25-22で先取した。第2セットは相手のミスを誘って25-18で連取し、第3セットも25-15で危なげなく奪った。

 日本のパリ五輪出場決定を告げる前代未聞の発表から一夜明け、選手達は改めてコートで歓喜に浸った。主将3年目の古賀も重圧から解き放たれたのか、数日間張り詰めていた表情が初めて緩んだ。場内インタビューでは、五輪マスコットキャラクターを掲げて「やったぜー」と絶叫。今大会初めてコートで笑みがはじけた。

 「古賀紗理那史上1番必死だった大会。でも楽しかった。中国大会ぐらいかな?途中で“無敵モード”に入った。これだけ練習して、走って、トレーニングしてうまくいかないはずないって」

 昨秋の五輪予選ではトルコ、ブラジルに2連敗を喫し、1年前の段階での出場権獲得を逃した。残り「5枠」を求めて今大会に突入。世界ランク上昇のために格上撃破が必須条件の中、古賀は1試合あたり19得点を記録し、ここまで計210得点。第1週では世界ランク1位のトルコ、第2週の中国撃破に貢献し、エースとして役割を果たし続けた。

 この日、監督不在&若手メンバーで臨んできたセルビア戦は、古賀の高速バックアタックなどで一蹴した。福岡大会最終戦として16日は米国と戦い、決勝大会を経て、勝負のパリ五輪へと向かう。夫・西田有志との共闘については「はい(笑い)」と笑ってコメントしなかったが、目指すべき場所は同じ。古賀は「パリで爆発できるように。楽しんで戦っていきたい」と闘志を燃やした。

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