女子バレー日本に顔面スパイク直撃 直後に咄嗟の気遣いで「ウルッ」「人柄の良さ」大反響のワンシーン【ネーションズリーグ】

女子バレー日本代表の林琴奈【写真:VNL提供】

買取大吉 バレーボールネーションズリーグ2024福岡大会

バレーボールネーションズリーグ(VNL)2024福岡大会は15日、北九州市の西日本総合展示場で女子第3週が行われ、世界ランク7位の日本は同9位セルビアに3-0のストレートで完勝した。大会通算8勝3敗。試合中、セルビアの選手のスパイクが日本の選手の顔面に直撃するアクシデントが発生したが、最後はスポーツマンシップに会場から拍手が送られた。ネット上でも称賛が寄せられ、反響が広がっている。

日本が2セット連取して迎えた第3セット、13-6とリードした場面。セルビアがヨバナ・ツベトコビッチがレフトからストレートに放った強烈なスパイクが襲い、至近距離で反応しきれなかった林琴奈の顔面を直撃。そのままコートサイドにボールは出て、セルビアのポイントとなった。一瞬ひやりとした場面だったが、林は心配する周囲を気遣い、笑顔で無事をアピール。一方、ツベトコビッチは驚きながらネットをくぐって林のもとに駆け寄り、謝った。

場内アナウンスは「素晴らしいスポーツマンシップでした。両チームに拍手を」と呼びかけ、会場からは拍手が送られた。試合後には氷嚢を当てていた林は、場内インタビューで「全然大丈夫です。痛いですけど、勝ったので大丈夫です」と笑顔で語り、場内もまた拍手。この日はフェアプレーをした出されるグリーンカードが日本に2枚与えられるなど、熱戦の裏でスポーツマンシップもスポットライトを浴びた。

ネット上では「痛いそぶりみせずにプレーしてるのカッコよすぎ」「赤く腫れてるのに、大丈夫大丈夫って頑張ってたのを健気だなと思ってウルッ」「大丈夫そうでよかった」「目にぶつけられた後に、相手に心配させず、すぐに笑って済ませてくれる人柄の良さよ」と林のガッツに称賛が寄せられていた。

THE ANSWER編集部

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