4年間大学に通い続けた社交的な猫に『名誉博士号』が授与される 米国

学生たちから愛される猫Max

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米国Vermont大学は、このほどキジ白猫のMaxに「ニャン学博士号」の名誉学位を授与しました。

Maxは同大学のCastletonキャンパスを頻繁(ひんぱん)に訪れる社交的な猫で、大学のみんなから愛されており、今回の授与は人懐っこくみんなを和ませてくれる活動が評価されたものです。人間の学生たちの卒業式を前に、このニュースが発表されました。

Facebook上で同大学は「猫のMaxは、長年このキャンパスの愛情深いメンバーです。今回の学位授与をたたえ、彼にはキャットニップと爪とぎ用のタワーを用意するとともに、猫用トイレを設置して継続的に清掃することにしました」と投稿しています。

大学に通い続けて4年

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Maxはキャンパスの正門近くで、飼い主家族とともに暮らしています。

飼い主のAshley Dowさんは「この猫は大学構内をうろつき、学生たちとの交流を楽しんできました。そこで過ごすのがとても気に入っているようです」といいます。

Ashleyさんによると、Maxはこの4年間キャンパスに通って交流を続けていて、学生たちも猫を見かけると大喜びだそうです。Maxに駆け寄って一緒に写真を撮ったり、大学への入学希望者と一緒に見学ツアーに参加したりすることもあるそうです。

「見学ツアーが開催されることをどうやって知るのかわかりませんが、ちゃんとわかっているようです。みんなのあとを着いていって、一緒に参加するのです」と彼女。

今後もみんなのアイドルに

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Ashleyさんは学生たちから「Maxのママさん」と呼ばれています。大学を卒業して町を出て行った若者も、ときどき帰ってきてはMaxの様子を尋ねるそうです。

しかしMaxは、今年の卒業式で行われる学位授与には出席しないそうです。その代わりに「学位記」が自宅に送られるということです。

博士になったMax(むしろ「Dr.Max」と呼ぶべき)ですが、今後も元気に大学通いを続け、みんなの心を和ませることが期待されています。

出典:College awards popular campus cat with honorary "doctor of litter-ature" degree

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