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●文:[クリエイターチャンネル] 山崎陸
1分でわかる記事ダイジェスト
― あまりよくない体調でスリランカに出発した
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インドの南にある「インド洋の涙」や「東洋の真珠」といわれる自然豊かで美しい島国。地図を見ると、たしかにインドから落ちた涙の一滴のような形をしている。
じつは出国時点で風邪のひき始めみたいな若干のけだるさがあった。しかし、渡航をあきらめるほどではないなと思い、念のため体温計と解熱剤のバファリンを購入してからスリランカに出発した。
― すぐに体調が回復し、ツーリングを開始した
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スリランカでレンタルした原付。
ところが入国する頃には体調も回復。スリランカで車やバイクを運転するには、現地で一時運転免許証の取得が必要。難しそうだが、コロンボのセイロン自動車協会で3000円払い国際免許を提出し手続きするだけ。日本では見られない前後ナンバープレートに異国を感じる。
― あわない食事と厳しいスケジュールで体調不良が再発した
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厳しいスケジュールで体調不良が再発したスリランカで数日過ごした。ぬるい温度の食事が多く、塩辛くてココナッツが強い味付けもいまいち口に合わない。果物やナッツ類を中心に食べており、栄養バランスの崩れを感じていた。
海外保険会社に病院の手配を依頼しようと電話をした。熱出ちゃったので、病院の手配をお願いできるかと聞いたら答えはNO。自分で行かざるを得なかった。
― なんとか帰国し、関西国際空港の検疫で別室行きになる
スリランカの空港で相方と合流し、帰国便で関西国際空港に着陸し、入国審査に進もうと歩いていたら「検疫」の文字があった。
検疫で相方とともに「私たち、熱出ていた」と自己申告した。どの国から来たのか、いつ頃どのぐらい症状がでたのかを説明。「日本の出国時点でも少し体調悪くて。途中はよくなったのだが、また熱が出た」と話した。
インフルもコロナも陰性で、私も相方も過労と診断された。自宅に戻り、近所の病院にも行いたがインフルもコロナも陰性。
― 無茶するなとはいわないが、無茶できるよう準備しよう
私はこの経験からふたつのことを学んだ。ひとつは、国によっては保険会社との提携病院がないということ。海外旅行保険には入ったが、その内容や使い方は詳しく知らなかった。韓国やタイなど保険会社との提携病院がない国では、タクシーや通訳の手配をする可能性があるため注意が必要だ。
そして2つ目は多少無茶してもいいよう、せめて食事には注意を払う必要があるということだ。
無茶するなら無茶できる準備を整えることが大切だと、インド洋の涙と呼ばれる美しい国で高熱に涙を流しつつ、心から実感した。
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