清流さらに美しく「トヨタソーシャルフェス」 岐阜市で早朝から200人清掃

川岸でごみを拾い集める参加者=岐阜市、長良川

 長良川をきれいにするイベント「トヨタソーシャルフェス!!2024長良川クリーン作戦」(岐阜新聞社主催、トヨタ自動車協賛)が15日、岐阜市の長良川河川敷であり、県民ら約200人が早朝から清掃に取り組んだ。

 県内では、2012年から始まり、18年から「トヨタソーシャルフェス」の名称で毎年6月に年1回開催されている。今年は、岐阜市や近郊から過去最高の申し込みがあった。

 清掃活動は午前7時にスタート。参加者はゴミ袋を手に、長良橋から金華橋までの約2キロの両岸で流木やプラスチック、ペットボトルなどを拾い集めた。中には、扇風機やゴムチューブなど大きいゴミもあった。参加者は「宝探しみたいで楽しい」と話しながら熱心にごみ拾っていた。清掃後は、稚鮎の放流もあった。

 部員31人で参加し、参加者たちと準備体操をした岐阜大アメリカンフットボール部山田貴大主将(21)は「鵜飼や花火に欠かせない長良川をきれいに保つ活動に、チームとして貢献できてうれしい」と話した。

 集合場所の岐阜市長良福光の長良川公園では、電気自動車(EV)やプラグインハイブリット車(PHEV)、水素自動車(FCEV)が展示され、訪れた人の注目を集めていた。

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