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日本美術院同人の日本画家井手康人さん(61)=瀬戸内市=が講師を務める日本画教室が15日、岡山市北区駅前町のイコットニコットで開かれ、岡山県内の高校生ら17人が岩絵の具を用いた表現方法を学んだ。
参加者は、事前に野菜や花、生き物などをデッサンしたはがき大の和紙に着色。井手さんから「色を塗るのではなく、載せるようなイメージで」「むらを味として生かしてもいい」とアドバイスを受けながら、取り組んでいた。
操山高3年の女子生徒(17)は「岩絵の具は、少し砂っぽさがあり難しかったけど、優しい色合いで日本画への興味がより深まった」と話した。
教室はマルセンスポーツ・文化振興財団(岡山市)による社会貢献活動の一環で、日本美術院の地域連携教育プログラムとして開催。作品は7月3~7日に倉敷市立美術館(同市中央)で開催される「第79回春の院展倉敷展」で展示される。