50代女性の“大人カジュアルコーデ”に相性抜群!「ロゴスウェット・Tシャツ」の上品な着こなし術【人気インスタグラマーが伝授】

写真:黒川ひろみ

カジュアルな印象が強いロゴTシャツでも、いくつかの点に注意して選ぶことで女性らしい大人コーデに取り入れることができます。Instagramのフォロワー数7.2万人を誇る須藤理可氏(canaria)の著書『毎日たのしい 大人のカジュアルコーデ見本帖』(エムディエヌコーポレーション)より、ワンピースの魅力を引き出すスタイリングを紹介します。

「ロゴスウェット・Tシャツ」を取り入れて“物足りない”を解消

出所:『毎日たのしい大人のカジュアルコーデ見本帖』より抜粋
撮影:黒川ひろみ

カジュアルコーデが大好きな私がつい目がいってしまうのが、ロゴスウェットやロゴTシャツです。

ロゴ入りのトップスというと、「子どもっぽい」とか、「カジュアルすぎて大人には向かない」などと敬遠してしまう方もいると思いますが、シンプルな着こなしが多くなる大人世代こそ頼れる存在。コーデがちょっとさみしい、なんだか物足りない……。そんなときにも手っ取り早く賑やかさを足してくれるのが、ロゴスウェットやロゴTシャツです。

とはいえ、数あるカジュアルアイテムの中でもカジュアル感が強いアイテムであることは確か。ともすればボーイッシュになりすぎたり、子どもっぽくもなりがちなので、コーデを組むときは甘さのあるボトムスと合わせたり、きちんと感のある小物を取り入れたりして崩しすぎないように気をつけています。

それからロゴが主張しすぎないものを選ぶこともポイント。ロゴに飛び出してくるような強さがあると、元気な印象が先走ってやんちゃになりがち。ロゴがかすれていたり、少しくすんだ色になっているもののほうが落ち着いた印象で着られるので大人も取り入れやすいと思います。

かすれ感のあるロゴが大人コーデのほどよいアクセント

出所:『毎日たのしい大人のカジュアルコーデ見本帖』より抜粋
撮影:黒川ひろみ

スウェットとレーススカートのワンツーコーデは私の定番のカジュアルスタイル。でも、定番ゆえに、いつも無地のスウェットではそっけない、なんか気分を変えたい……と思うこともよくあります。

そんなときトップスにロゴをもってくると一気に賑やかに。それだけでガラリと変化がつけられますよね。

古着屋さんで購入したこのスウェットの魅力は、少しかすれ感のある白いロゴといい具合にあせたブルー。これがもし、鮮やかなブルーとパキッとした明度の高い真っ白なロゴだったら、子どもっぽい1着だったし、サラッとスカートに合わせるだけでは野暮ったい印象になっていたかもしれません。

足元にはメタリックブルーのバレエシューズをセレクト。スウェットと同じ色を選ぶことで、全体がまとまりやすくなります。

色、形、素材感。女性らしさが詰まった一着

出所:『毎日たのしい大人のカジュアルコーデ見本帖』より抜粋
撮影:黒川ひろみ

カジュアル感が強いロゴTシャツは、色やシルエットに上品なニュアンスがあるものを選ぶと大人でも取り入れやすいです。

夏の間ヘビロテしているこのTシャツは、グレーのようなベージュのような、やさしいニュアンスカラーが魅力。白のボトムスとも黒のボトムスともなじみやすく、ロゴTながらもコーディネート全体を落ち着いた印象にまとめてくれます。

そして、主張しすぎないロゴがコーデの引き締め役に。これでもしロゴがなかったら少しさみしい印象だったり、全体がなんとなく締まらずメリハリがないコーデになっていたかもしれません。

少しとろみのあるシルエットと、フレンチスリーブも女性らしく着られるポイント。半袖と違って身頃と袖の切り替えがないフレンチスリーブは、首から肩にかけて丸みが出るので女性らしい印象に仕上がります。

出所:『毎日たのしい大人のカジュアルコーデ見本帖』より抜粋
撮影:黒川ひろみ 出所:『毎日たのしい大人のカジュアルコーデ見本帖』より抜粋
撮影:黒川ひろみ

須藤 理可(canaria)
ファッションインスタグラマー

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