金融経済の知識 小中学生に伝授 高校生有志、福島でイベント

高校生が用意したクイズに挑戦する参加者

 金融経済の知識を競う「エコノミクス甲子園」に出場した高校生有志らがお金の知識を小中学生に伝えるイベントは15日、福島県福島市のまちなか広場で開かれ、生徒たちが多彩なクイズやゲームを用意し、お金の使い方などを発信した。

 金融トラブルの多発化・低年齢化が懸念される中、難しいイメージの金融に関心を持ってもらいたいと、福島高生と福島南高生でつくる「アンプレクエスト福島支部」が主催した。支部員やボランティア合わせて約30人が運営を担った。

 家族連れなどが六つのブースを回り、季節によって変動する値段、金融用語などを学べるカードゲームやクイズに挑戦した。

 支部長を務める福島高2年の八木沼愛莉さんは「楽しい雰囲気で開催でき、企画した意義があった。支部としての活動を今後もみんなで話し合っていく」と語った。

 エコノミクス甲子園県大会を主催する東邦銀行などが協力した。

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