福島県柳津町で初の全国良寛会 愛好家集い総会や記念講演

柳津町で初めて開かれた全国良寛会

 詩歌や書に秀でた江戸時代の僧侶・良寛の愛好家が集う全国良寛会柳津大会は15、16の両日、福島県柳津町のやないづふれあい館などで開かれている。全国良寛会は46回目で、柳津町で催されるのは初めて。

 約200人が参加した。良寛は柳津町の福満虚空蔵尊円蔵寺を詣で、長詩を詠んだとされている。小島正芳会長が「柳津で良寛様の足跡をたどることができるのが、大変うれしい」と述べた。井関庄一柳津大会実行委員長があいさつし、小林功町長が祝辞を述べた。

 総会に続き記念講演が行われ、会津歴史観光ガイド協会の石田明夫理事長が「虚空蔵菩薩と赤べこ」、小島会長が「良寛が感動した柳津香聚閣(こうじゅかく)」と題して語った。アトラクションとして野老沢(ところざわ)相撲甚句が披露された。

 16日は視察研修として円蔵寺などを訪れる予定。

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