第11期会津中央病院/女流立葵杯 上野女流立葵杯が先勝 福島県会津若松市で挑戦手合三番勝負第1局

三番勝負第1局で対局する上野女流立葵杯(左)と向井六段。後列は(左から)辻三段、渡部事務長、謝七段、関根局長

 囲碁の女流タイトル戦「第11期会津中央病院・女流立葵杯」の挑戦手合三番勝負第1局は15日、福島県会津若松市東山温泉の今昔亭で打たれ、上野愛咲美女流立葵杯(22)が挑戦者の向井千瑛六段(36)に213手で白番6目半勝ちした。

 午前9時に立会人の謝依旻(しぇい・いみん)七段が対局開始を告げた。温知会の渡部満事務長、福島民報社の関根英樹取締役事業局長、日本棋院の宮崎龍太郎常務理事(七段)らが冒頭を観戦した。記録係は辻華(つじ・はな)三段と張心澄(ちょう・こすみ)初段。

 対局は左下隅のツケノビ定石から両者慎重な立ち上がりとなった。中盤から上野女流立葵杯が向井六段を攻める展開となり、地合いでリードを保ったまま押し切った。

 16日の第2局で上野女流立葵杯が勝利すれば3連覇が決定する。向井六段が勝てば17日の決定局が行われる。16日はアマチュアの団体戦「第9回温知会杯争奪囲碁大会」も開かれる。

▽主催=日本棋院

▽協賛=温知会

▽協力=関西棋院、福島民報社、県囲碁連盟

▽後援=毎日新聞社

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