インドアで美しいアジサイを堪能するヒントが盛りだくさん!
梅雨の風物詩として古くから親しまれてきたアジサイ。庭に咲いている色とりどりの花を摘み取って室内に飾れば、雨の日でも心が和む空間を演出できます。
今回は庭のアジサイを室内でも楽しむ方法や、切り花にするとしおれやすいアジサイをできるだけ長持ちさせるコツを紹介します。
記事最後には切り花にオススメのアジサイも、参考価格とともに挙げていますので、ぜひ参考にしてくださいね。
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この記事で紹介する「切り花で楽しむアジサイ」にまつわるあれこれ
- 部屋でのアジサイの飾り方
- アジサイを切り花にするときのコツ
- 切り花にオススメのアジサイ5選
部屋でのアジサイの飾り方
花瓶に生ける
アジサイは日本の伝統的な生け花にしても、洋風のフラワーアレンジメントにしても、その美しさを十分に発揮します。花房が大きいので深さのある大きな花瓶を使うのがオススメ。
さまざまな色合いのアジサイをまとめて挿したり、ほかの花と組み合わせたりするとゴージャスで見映えのするアレンジメントに。シンプルな花瓶やガラスの容器に1輪挿しするだけでも、モダンでオシャレな雰囲気に仕上がります。
ドライフラワーにして吊るす
乾燥に強く枯れても花弁が落ちないので、ドライフラワーにも最適。花をさかさまにして風通しの良い日陰で乾燥させると、1~2週間程度で簡単にドライフラワーが完成します。
水に生けて切り花にするより長持ちして、自然な形と色合いはそのまま持続。時間が経つにつれてアンティーク風になり、インテリアをナチュラルに演出できます。
リースを作る
ドライにしたアジサイでリースを作って、ドアや壁に掛けるのもステキです。小さく切り分けた花を2~3束まとめて1つのピースを作り、リース台にバランスよく差し込みましょう。
そのほかのドライフラワーや飾り、リボンなどを組み合わせてデコレーションします。
花を水に浮かべる
広口の器や浅い皿に水を入れ、アジサイの花の部分だけを切り取って浮かべるのも涼しげ。水に浮かべておくと花がしおれにくく、より長く楽しむことができます。
アジサイの花が360度どの角度からもよく見えるので、テーブルのセンターピースとして使うと、食卓が華やかになるでしょう。
アジサイを切り花にするときのコツ
茎の切り方
アジサイを切り花にする際、茎を斜めにカットすると水を吸収する表面積が増え、花がより長持ちします。また、茎を水の中に浸した状態で切ると、空気が入らずスムーズに水を吸い上げます。
茎の中綿処理
アジサイの茎には白い綿のようなものが詰まっているので、この中綿を爪楊枝やフォークなどを使ってかき出しましょう。茎の中を空洞にしておくと吸水性が高まります。
熱湯処理
熱湯処理とは茎の切り口を熱湯に数秒間浸したあと、すぐに冷水で冷やす方法。この処理を施すことで、アジサイの花がしおれにくくなり長く楽しめます。
葉の切除
下の方にある葉は水に浸かると腐りやすいため、取り除きましょう。葉がたくさんついていると水分を余分に蒸発させてしまうので、適度に間引きます。
水の交換
花瓶の水は毎日取り替えて、つねに清潔な状態を保ちましょう。水に数滴の漂白剤を加えると、細菌の繁殖を防ぐ効果も。水の量が多いと、水圧が上がってアジサイが水を吸い上げやすくなります。
切り花にオススメのアジサイ5選「庭のアジサイをお部屋で楽しみたい人へ」
アナベル
純白の花が気品を感じさせるアナベル。こんもりとボール型になる花がボリューム満点です。ツボミはグリーンで開花すると白へ、秋には茶色へと花色が変化します。※参考価格:1000~2000円前後(4号ポット苗)
ライムライト
ライムライトはライムグリーンの爽やかな色合いが徐々にクリーム色に変化。「ノリウツギ」の一種で、ピラミッド型の花が個性的。大きな花房は1輪挿しでも存在感バツグンです。※参考価格:800~1500円前後(4号ポット苗)
エンドレスサマー
返り咲き性が高く、初夏~秋まで長い期間咲き続けるエンドレスサマー。初夏に咲いた花をそのまま残して、秋色アジサイとして楽しむこともできます。
※参考価格:1000~2000円前後(4号ポット苗)
ピンクアナベル
ピンクアナベルは白花のアナベルを改良して作られた新品種。愛らしいピンク色が華やかです。直径20センチほどの大輪の花が、細い枝をしならせて開花します。
※参考価格:2000~3000円前後(4号ポット苗)
ピンキーウィンキー
白い花がしだいにピンク色を帯び、2色のグラデーションが美しいピンキーウィンキー。強健な性質で初心者にも育てやすいアジサイです。
※参考価格:1000~2000円前後(4号ポット苗)
切り花のアジサイで、梅雨の風情を室内で楽しむ
アジサイは切り花にしてもその美しさを楽しめます。お気に入りの花瓶に挿したり、ドライフラワーにして冬まで飾ったりと、さまざまにインテリアを彩ってみましょう。
梅雨の風情を室内で楽しみながら、心地よいリラックスタイムを過ごしてくださいね。