五輪決定のバレー女子 本番見据え運命の最終戦 1次L“死の組”回避の世界5位には米国にストレート勝ち&中国の結果待ち

 セルビアに勝利し、歓喜の古賀紗理那(3)ら=15日

 「バレーボール女子・ネーションズリーグ、日本-米国」(16日、西日本総合展示場)

 福岡大会最終日を迎え、世界ランク7位の日本は同5位の米国と対戦する。ともにすでにパリ五輪行きを決めているが、本番1次リーグでの組み合わせが優位となる世界ランク5位以内に向けて、最後の大一番となる。

 この試合の日本の世界ランクポイントの変動値は、日本は3-0勝利でプラス10.99点、3-1勝利でプラス8.49、3-2ならプラス5.99点、2-3負けでマイナス4.01点、1-3負けでマイナス6.51点、0-3負けでマイナス9.01点となっている。

 米国とのポイント差17.48点。勝てば日本のプラスポイント分、米国はマイナスとなるため、ストレート勝ちならば、米国を逆転できる。ただ、5位以内となれるかは、日本戦後に香港で行われる中国-ポーランドの結果次第となる。

 五輪本大会の組み合わせ抽選会は19日に開催。1次リーグは3組に分かれ、プールAに開催国フランス、同Bに世界ランク1位、同Cに世界ランク2位が入る。世界ランク3~5位は第2ポッドとなり、5位に入れれば、3、4位の強豪国との対戦は避けられる。

 ◇世界ランキング(16日10時時点)と世界ランクポイント

 【1】ブラジル 389.93点

 【2】トルコ 383.93点

 【3】ポーランド 373.60点

 【4】イタリア 372.33点

 【5】米国 349.10点

 【6】中国(アジア最上位) 341.85点

 【7】日本 331.62点

 ⑧オランダ 302.87点

 【9】セルビア 291.04点

 ⑩カナダ 284.76点

 【11】ドミニカ共和国 254.58点

 【19】フランス 166.98点

 【20】ケニア(アフリカ最上位) 162.42点

 ※【】はすでに五輪出場権を獲得している国。

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