山本由伸、28球で緊急降板 上腕三頭筋の張りと球団発表 米記者は球速低下を指摘「間違いなく落ちている」

ロイヤルズ戦に先発し、2回を終え降板したドジャースの山本由伸【写真:Getty Images】

本拠地ロイヤルズ戦で2回無失点も…3回から2番手グローブが登板

米大リーグ・ドジャースの山本由伸投手は15日(日本時間16日)、本拠地ロイヤルズ戦に先発登板。2回まで無失点に抑えたが、3回のマウンドには上がらず緊急降板となった。球団は「上腕三頭筋の張り」が原因であると発表。3回のマウンドには2番手マイケル・グローブ投手が上がっている。

山本は初回に四球を1つ与えたものの3人を打ち取って無失点。2回はメレンデスに内野安打を許したものの、後続を打ち取った。しかし2回裏のドジャースの攻撃中、ベンチでロバーツ監督ら首脳陣が慌ただしくなり、ブルペンでリリーフ投手を準備させていた。山本は2回1安打無失点、僅か28球での降板になった。

球団は公式Xなどで「上腕三頭筋の張り」が原因であると発表した。MLB公式のフアン・トリビオ記者のXでは「ヨシノブ・ヤマモトの球速が全体的に落ちている。マイケル・グローブが2回にウォームアップしている」と、球速低下を指摘。米カリフォルニア州地元紙「ロサンゼルス・タイムズ」のマイク・ディジョバンナ記者も「ニューヨークでの前回登板と比べて彼のフォーシームの球速は間違いなく落ちている。彼はそれ(フォーシーム)を12球投げ、93~96マイル、平均は94.2マイルだった」と記した。

メジャー1年目の山本は試合前まで13試合に登板して6勝2敗、防御率3.00の成績を残していた。前回7日(同8日)の敵地ヤンキース戦ではジャッジ、スタントンら強力打線を相手に7回2安打無失点の快投。4戦連続100球以上を投げていた。

THE ANSWER編集部

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