緊急降板の山本由伸は上腕三頭筋の張り 球団発表 ブルペンで右腕気にする様子も 軽傷強調「感覚悪いわけではない」

 ドジャース・山本由伸

 「ドジャース2-7ロイヤルズ」(15日、ロサンゼルス)

 ドジャース先発の山本由伸投手が2回を投げ終えたところで緊急降板した。球団は右上腕三頭筋の張りと発表した。

 初回は1つ四球を与えたが、無失点で立ち上がると、二回も1安打を許したが、無失点。2回28球1安打1四球だった。ただ、ストレートの球速はいつもより1、2マイル遅く、ストライク、ボールとも14球ずつ。持ち味の制球が安定していなかった。2回終了後から、ベンチ内が慌ただしく、リリーフ陣のブルペンでの投球練習も始まった。2番手でグローブが登板した。

 中継ではブルペンでの投球の際に、右腕をさする山本の様子が放送された。

 試合後、取材に応じた山本は「今週多少感じていて、状態よくなったので今日の試合に登板になったんですけど、少し気になりながらの登板だったので、投げていく中で少しずつ張りが強くなっているのが分かったので、早めに交代してもらいました。試合前のブルペンの時に多少、少しだけありました。練習の時からコーチとはコミュニケーションをとっていた」と、説明した。

 「そこまで試合前の張りは悪くなかった。投げながら試合の中で少しずつ張りが大きくなっているのを感じた。投げることはできましたけど、先を考えるとよくないかなと判断しました。そんなにすごく感覚が悪いわけではない。感覚的にはそこまで悪いものではないです。感覚的にはそんな長くなるような感覚ではない。そこまで大きな問題ではない」と、軽傷を強調した上で「いちおうそこは検査すると思います」と話した。

© 株式会社神戸新聞社