ブライトン、ヒュルツェラー監督の就任を発表「成功を積み重ねていくことが目標」プレミアリーグ史上最年少監督の誕生へ

写真:ブライトンはヒュルツェラー監督の就任を発表した©Getty Images

プレミアリーグのブライトンは現地時間15日、ロベルト・デ・ゼルビ氏の後任としてファビアン・ヒュルツェラー氏を新監督に任命した。同クラブの公式サイトが伝えている。

現在31歳のヒュルツェラー監督は、ブンデスリーガ2部のザンクトパウリを率いて2シーズン目となった今シーズン、開幕20試合無敗を記録すると、2部優勝に導き同クラブを13シーズンぶりとなる1部昇格に貢献した。

ブライトンはヒュルツェラー監督と2027年夏までの3年契約を結んだと発表。プレミアリーグは来シーズンの開幕を8月17日に予定しており、ヒュルツェラー監督はプレミアリーグの最年少監督記録を31歳180日に更新する見込みだ。

ヒュルツェラー新監督は就任に際して「クラブの大胆なプロジェクトに参加できることを嬉しく思う。ブライトンは、ここ数シーズンで驚くべき進歩を遂げており、成功を積み重ねていくことが目標だ」とクラブの公式サイトを通じてコメントを発表している。

プレミアリーグの公式サイトは、ヒュルツェラー監督が過去にドイツのポッドキャスト番組『Kicker meets DAZN』で話した内容を紹介。ヒュルツェラー監督は2023年12月に行われたブライトン vs トッテナムの一戦を現地で観戦したようで、ブライトンのサッカーに感銘を受けたようだ。

「私が、ブライトンとロベルト・デ・ゼルビ(前監督)のファンであることは秘密ではない。ブライトンは大金を費やしてきたクラブではないし、プレミアリーグの他のクラブほど財政的に余裕があるわけではない。それでもデ・ゼルビ監督は勇敢なサッカーをすることで、選手の力を最大限に引き出している。それは私も共感できることだ」

またブライトンのトニー・ブルーム会長は「彼のスタイルは、ブライトンが望むスタイルと合致している。サポーターも彼の志向するサッカーを楽しめると思う」と語り、新進気鋭の指揮官に期待を寄せている。

「彼ら(ブライトン首脳陣)が非常に野心的であることは明らかだった」と語ったヒュルツェラー監督。プレミアリーグに35年ぶりに昇格して以来、クリス・ヒュートン氏、グレアム・ポッター氏、デ・ゼルビ氏と続くブライトンの歴史をさらに昇華することはできるのだろうか。ブライトンの新シーズンに期待だ。

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