「父は酒乱で母はネグレクト」 四千頭身都築拓紀の母佐貴代さんの壮絶幼少期 結婚後は7千万円の借金発覚 「自分が今日死んだとしても…」

お笑いトリオ四千頭身のメンバー、都築拓紀さんの母・佐貴代さんが子育てについて語る講演会がこのほど、大津市柳が崎のびわ湖大津館であった。佐貴代さんは自身の幼少期から結婚、育児を振り返り、「親が全力な姿は絶対に子に伝わる」と強調した。

結婚後の生活や子育てを笑顔で振り返る都築さん(中央)=大津市柳が崎・びわ湖大津館

佐貴代さんは、酒乱の父親とネグレクトの母親の元で育ったといい、食事も出てこない家庭で「我慢するしかなかった」と幼少期を述懐した。結婚後も、夫や義理の実家に7千万円の借金があることが発覚したと紹介。育児をしながら1日2時間ほどの睡眠時間で働き、借金を完済したという。

そんな中での育児を「自分が今日死んだとしても、子どもが社会で生き抜けるように考えて接してきた」と強調。芸能界で活躍するようになった拓紀さんを例に「自分の見つけた道で、誰かのために頑張り続けることが才能になっていくのでは」と述べた。

講演会は、子育てに悩む人が自信を持てるきっかけになればと大津市内の女性有志が企画。親子連れなど約50人が聞き入った。

(まいどなニュース/京都新聞)

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