「心地の良い場所 京都 日本画新展入賞者展」 京セラギャラリー 京都市伏見区

日本画の若手作家の登竜門「京都日本画新展」の入賞者の作品をひとつのテーマに沿って展示する特別展が、京都市内のギャラリーで開かれています。京都市伏見区の京セラ本社ビル1階にある京セラギャラリーには「心地の良い場所」というテーマで3人の日本画の若手作家の作品およそ30点が展示されています。これらの作品を手がけた作家の森萌衣さん、小谷光さん、山部杏奈さんの3人は、いずれも若手の日本画家の活動を奨励する目的で2008年度に創設された「京都 日本画新展」での入賞歴があります。滋賀県を活動拠点にする小谷さんは「琵琶湖」の情景をモチーフにした作品を、また山部さんは自宅の窓辺の光景が身近な場所でありながら、時間や温度などによってさまざまな表情があるとして、それぞれが「心地よい場所」というテーマにあった作品を展示し、会場を穏やかな時間を過ごせる雰囲気に包みこんでいます。アートを見ながらほっと一息つけるようなこの作品展は6月30日まで、伏見区の京セラ本社にある京セラギャラリーで開かれています。入場無料です。

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