「ルカはレブロンを捉えられる唯一の存在」KGとピアースがドンチッチを手放しで称賛「100%、今が全盛期だ」<DUNKSHOOT>

ダラス・マーベリックスのルカ・ドンチッチは、NBA6年目にしてすでにリーグの顔として不動の地位を築いている。まだ25歳、さらなる伸びしろを秘めているが、殿堂入り選手のケビン・ガーネット(KG)は、ドンチッチが“キング”ことレブロン・ジェームズ(ロサンゼルス・レイカーズ)を超える可能性がある唯一の選手だと持論を述べている。

2018年のドラフト全体3位指名でマブズ入りしたドンチッチは、これまでの6年間でレギュラーシーズン通算400試合に出場し、トリプルダブル達成回数は歴代8位タイの77回。2022-23シーズンには自身初となる平均30点をクリアすると、今季は70試合に出場して平均33.9点、9.2リバウンド、9.8アシストで自身初の得点王、シーズンMVP投票でも3位に入った。

ドンチッチは自身4回目となるプレーオフを戦っており、激戦のウエストを勝ち上がって初のNBAファイナルに進出、ボストン・セルティックス相手に3連敗を喫したが、第4戦は122-84で快勝しシリーズ初勝利をゲット。ポストシーズンは全21試合に先発出場して平均28.9点、9.3リバウンド、8.2アシスト、1.8スティールと、ベテランのカイリー・アービングとともにチームを牽引している。
2008年にセルティックスで優勝を果たした殿堂入り選手のピアースは人気ポッドキャスト番組『ALL THE SMOKE』で、リーグの顔として君臨する25歳のドンチッチを手放しで称賛した。

「100%、今が全盛期だ。彼は16歳からプロとしてプレーしている。そして、今が25歳。全盛期の真っ只中だ。その全盛期がいつまで続くかということだ。オールNBA1stチームに5回選出されている。2年目からずっと1stチームだ。全盛期にこのリーグでプレーしている。キャリア平均も28点台と目を引く」

これには、元同僚のKGも、「ルカはブロン(レブロン)を捉えられる唯一の存在だ。今年は平均33点? 神のみぞ知ることをやっているんだ」と、レブロンを引き合いに出して高く評価した。

プレーオフの歴史において、シリーズ0勝3敗となったケースは156回あるが、逆転してシリーズを制した例はない。そのなかで、ドンチッチが“奇跡”を演じることができたら、さらにその評価は上がるかもしれない。

構成●ダンクシュート編集部

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