吉田正尚が不安一掃の二塁打&激走生還 宿敵ヤンキース下す

スライディングで生還する吉田正尚(ロイター=USA TODAY Sports)

レッドソックス・吉田正尚外野手(30)が15日(日本時間16日)、本拠地ヤンキース戦に「6番・DH」で先発出場。復帰後初長打を放つと激走での生還も見せ、チームの勝利に貢献した。

宿命のライバル相手に吉田が燃えた。2点リードの7回の第4打席、二死走者なしでヤ軍2番手・マリナッシオの2球目、チェンジアップを捉えた。

右中間を深々と破った打球はワンバンでスタンドへ。吉田にとって左手親指痛から復帰後、初となる長打はエンタイトルツーベースとなった。

続く代打バルデスの中前打で吉田はスピードを落とさず本塁へ突入。スライディングで判定はセーフ。チャレンジでも判定は変わらずフェンウェイ・パークは大歓声に包まれた。

この追加点が効きチームは8―4でヤンキース戦今季初勝利。3連戦を1勝1敗としチームの貯金も1となった。メジャー伝統の一戦で吉田がボストンっ子の溜飲を下げた。

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