オリックス・山下舜平大が大荒れ 無安打で先制点失う 最速159キロ&常時150キロ台後半も四球&暴投でピンチ招き

 先発し力投する山下(撮影・石井剣太郎)

 「オリックス-ヤクルト」(16日、京セラドーム大阪)

 オリックスの山下舜平大投手が約2カ月ぶりとなった1軍マウンドで大荒れの立ち上がりとなった。無安打で先制点を失ってしまった。

 初回、先頭打者へボールが先行して四球で歩かせると、続く丸山和の初球カーブが暴投に。スタートを切っていた西川は一気に三塁へ到達。その後、二ゴロ間に先制の1点を失ってしまった。

 続く長岡にもボールが先行した山下。直球の速度は最速159キロをマークするなど、常時150キロ台後半をたたきだしたが、制球が定まらず苦しいピッチングを強いられてしまった。それでもフルカウントから粘られながらも空振り三振を奪うと、続く村上も鋭い変化球で空振り三振に仕留めた。

 続く二回は変化球主体の組み立てに切り替え、三者凡退に仕留めるなど立ち直りを見せた。味方が同点に追いついた直後の三回は得点圏に走者を置くも、無失点で切り抜けた。

 山下は今季、開幕から3試合に登板したが、0勝2敗、防御率6.43と結果を残せず2軍落ち。この日は4月19日・ソフトバンク戦以来の先発マウンドだった。

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