飲みすぎは危険! 『ペットボトル症候群』への注意喚起に「知らなかった」の声

※写真はイメージ

気温が高くなってくると、ペットボトルなどで水分補給をすることが多くなるでしょう。

熱中症対策などに水分補給は大切ですが、実は『飲みすぎ』にも注意が必要です。

『ペットボトル症候群』に注意!

『ペットボトル症候群』という言葉を聞いたことはないでしょうか。

一般社団法人全国清涼飲料連合会(以下、全国清涼飲料連合会)のウェブサイトでは「『ペットボトル症候群』ってなんですか?」という質問に答える形で、注意喚起を載せています。

医学的には「清涼飲料水ケトーシス」といい、「ペットボトル症候群」は糖尿病の自覚のない人が糖尿病の症状のひとつである「喉の渇き」のため、砂糖が入ったペットボトル入りの飲料を多飲していたためにつけられた造語です。

糖分が入った飲料を飲みすぎてしまうことによって起こる症状を、造語で『ペットボトル症候群』と呼ぶそうです。

なので、ペットボトルに入った飲料すべてが原因になるわけではありません。

ミネラルウォーターや炭酸飲料などでも、無糖の商品があるので「パッケージに記載の栄養成分表示を参考にしてください」とのこと。

では、『ペットボトル症候群』の原因と症状はどのようなものなのでしょうか。

「清涼飲料水ケトーシス」は、少なくても1カ月以上、10%程度糖分を含む清涼飲料水を毎日、1.5ℓ以上飲んで、急激に血糖値のあがるケトーシス(糖尿病の中でも血液中のケトン体が増えている重たい症状)になることで、症状としては、著しい喉の渇き、体重減少、倦怠感が出たりします。

ひどくなると、意識がもうろうとし、昏睡状態に陥ることもあります。

倦怠感などをはじめ、最悪の場合、意識がもうろうとしたり、昏睡状態に陥る場合もあるといいます。

暑い夏の季節に、甘い飲料をぐびぐびと飲むのは、気持ちがいいものですが、飲みすぎには注意が必要でしょう。

『ペットボトル症候群』に対しては、ネット上でも「知らなかった!これは気を付けないと」「糖分がどれぐらい入っているかを見るようにする」などの声が上がっています。

汗をかいた身体には、水分が必要です。

過度に『ペットボトル症候群』を恐れる必要はないですが、自身が1日にどれぐらいの糖分を飲料で摂取しているか、一度把握しておくことが大切ですね。


[文・構成/grape編集部]


出典

一般社団法人全国清涼飲料連合会

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