区民憩いの公園、3年かけて建設 緑やコミュニティー、文化継承の拠点に 「末永く愛されるよう願う」沖縄・うるま市赤野

子どもたちが「浜千鳥」を舞って祝った赤野公園落成式=2日、赤野公民館

 【うるま】うるま市赤野に赤野公園が完成し2日、公園に隣接する赤野公民館で落成式が行われた。「区民のうふあしびなー(大遊園)」をコンセプトに(1)憩いの拠点(2)緑の拠点(3)コミュニティーの拠点(4)文化継承の拠点-の四つの機能を掲げ、3年をかけて建設した。

 式典で落成式実行委員長の桑江良幸さんは「素晴らしい、カラフルな遊具を備えた公園ができて、とてもうれしい」と喜んだ。中村正人市長は「赤野エイサーを共に練習した仲間がこの場にいて当時を思い出す。赤野公園を老若男女が活用して、集落を活性化してほしい」とあいさつ。同区の座間味勇自治会長は「子どもたちや高齢者の方々が安心して楽しめる場所ができた。この公園が地域の皆さまの憩いの場として末永く愛されることを願う」と述べた。

 雨のため、公民館内でテープカットがあり、関係者に感謝状が贈られた。アトラクションでは区民の横田永仁さんらが空手演武を披露した他、子どもたちが赤野発祥の雑踊りとされる「浜千鳥」を演舞。最後は赤野エイサーが登場し、盛り上げた。(与古田徳造通信員)

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