【早出し】随神門に掲げる書が完成 寒河江八幡宮との縁で金沢翔子さんが担当

金沢翔子さんが手がけた四神の一つ「青龍」の書。

 果物加工品製造・販売などの角田商事(寒河江市)が、寒河江八幡宮に建設中の随神門壁面に掲げる書が完成した。ダウン症の書家・金沢翔子さんの作品で、扁額(へんがく)「随神門」、中国古代思想の四神(しじん)「青龍」「白虎」「朱雀」「玄武」の計5種類。迫力と躍動感のある筆致になっている。今月末に取り付け、7月14日の竣工(しゅんこう)祭でお披露目される。

 金沢さんは2011年から同八幡宮で書品展を開催するなどし、角田商事の角田裕一会長(73)と交流があることから、随神門の書を担当することになった。扁額は縦1.3メートル、横0.8メートル。額入りの四神は縦1.2メートル、横2.4メートル。

 今年4月から建設中の門には現在、カバーがしてあるが、7月5日ごろには足場も外れ、書が掲げられた外観が望めるという。また同9日には門内に随神像が設置され、14日の竣工祭では門のくぐり初めや、金沢さんによる席上揮毫(きごう)が行われる予定だ。

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