右上腕の張りで緊急降板の山本由伸の負傷者リスト入り「可能性高い」 ロバーツ監督「二回まで張りがあることを知らなかった。とても驚いた」

 試合後の会見で山本に関する質問に答えるロバーツ監督(撮影・小林信行)

 「ドジャース2ー7ロイヤルズ」(15日、ロサンゼルス)

 ドジャースの山本由伸投手が15日間の負傷者リストに入る可能性が出てきた。中7日の調整で先発したロイヤルズ戦で2回、28球を投げたところで、登板前から感じていた右上腕三頭筋の張りが強くなったため、自ら申し出て降板した。

 試合後の監督会見。ロバーツ監督は、同投手が前回7日のヤンキース戦で7回、移籍後最多の106球を投げた後、右上腕部の筋肉痛を訴えたため、当初予定していた13日の先発登板を2日ずらしてこの日にした経緯を説明しながら「彼は今日の登板に自信を持っていた。彼が張りを感じていたことは二回まで知らなかった。とても驚いた」。登板日変更後の2日間で患部は治癒していたと思っていたことを明かしながら「投手陣とは常にコミュニケーションを取っている。こちらは選手を信じるしかない。彼から話を聞いた時に投げられると感じた」と話した

 ロバーツ監督によると、山本はあす医師の診察を受けて、精密検査の必要性を判断するという。報道陣から「念のために(15日間の)負傷者リストに入れる考えは?」との問いかけに「可能性は高い」との見解を示した。ドジャースの将来のエースとして投手ではメジャー史上最大規模の12年3億2500万ドル(当時のレートで約463億円)で合意した。「張り以上のものがないことを願っている」と言った。

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