個人合意報道も、両クラブの提示額に差のブランスウェイト…マンチェスター・Uは別ターゲットに移行か

写真:マンチェスター・U移籍の噂があるブランスウェイト

エヴァートンのCBジャラッド・ブランスウェイトは、マンチェスター・ユナイテッドに移籍することで個人的な条件で合意に達したと報じられている。しかし、エヴァートンとマンチェスター・Uの両クラブは、移籍金を巡り合意に至っていない。

エヴァートンが希望する移籍金とマンチェスター・Uが提示した金額に大きな開きがあるようで、マンチェスター・Uはブランスウェイトに代わる新たなターゲットに向かう可能性があるという。イギリス『Mirror』電子版が報じている。

マンチェスター・Uはエヴァートンに対し、ブランスウェイト獲得に3500万ポンド(約70億円)に800万ポンド(約16億円)のボーナスを付けたオファーを提示したが、すでにエヴァートンはこれを拒否。さらなる増額オファーを提示する用意があるマンチェスター・Uだが、エヴァートンの要求する7000万ポンド(約140億円)を出すつもりはないという。

またブランスウェイトの獲得において、マンチェスター・Uが適正であると考える条件で合意に至らなければ、別のCBのターゲットに移ることをエヴァートンに伝える予定だという。

そこで『Mirror』はブランスウェイトの代替案として、クリスタルパレスのイングランド代表マーク・ゲイ、ユヴェントスに所属するブラジル代表グレイソン・ブレーメル、ニースのフランス代表ジャン=クレール・トディボ、リールのフランス人レニー・ヨロの4選手を候補に挙げている。

エヴァートンはクラブの財政状況により、主力選手を売却せざるを得ない立場にいる。今夏エヴァートンは、ベルギー代表MFアマドゥ・オナナを売却することで、ブランスウェイトの引き留めを考えているようだ。エヴァートンはオナナに5000万ポンド(約100億円)の移籍金を要求するようで、現在はアーセナルやアストンヴィラがオナナに関心を示していると報じられているが、具体的な交渉まで至っていないという。

オナナの売却が進まなければ、エヴァートンがブランスウェイトの価格を下げ、マンチェスター・Uに譲歩する可能性もある。さまざまな駆け引きが行われる中、エリック・テン・ハフ監督と『INEOS』が望むブランスウェイトはマンチェスター・Uに移籍するのだろうか、今夏の去就に注目だ。

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