オリックス 山下舜平大が5回無安打1失点の“怪投” 初回制球難で1失点も以降は激変 ヤクルト打線を圧倒

 先発し力投する山下(撮影・石井剣太郎)

 「オリックス-ヤクルト」(16日、京セラドーム大阪)

 オリックスの山下舜平大投手が5回無安打1失点の“怪投”を見せ、今季初勝利の権利を手にした。

 初回に先頭打者へ四球を与えると、次打者への暴投でスタートを切っていた西川は一気に三塁へ。ここから丸山和の二ゴロ間に先制の1点を失った。直球の最速は159キロをマークするなど常時150キロ台後半をたたきだしていたが、制球が定まらず常にボールが先行する苦しい立ち上がりに。それでも長岡、村上を連続三振に仕留めると、二回から激変の立ち直りを見せた。

 変化球主体の配球に切り替えて二回を三者凡退。三回は得点圏に走者を進めるも後続をきっちり仕留めた。四回には3者連続三振をマークし、五回も2奪三振と完璧な内容で三者凡退に抑え、ヤクルト打線を無安打に封じた山下。約2カ月ぶりの1軍マウンドで修正した姿を見せた。

 山下は今季、開幕から3試合に登板したが、0勝2敗、防御率6.43と結果を残せず2軍落ち。この日は4月19日・ソフトバンク戦以来の先発マウンドだった。

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