剣道県大会で個人・団体V 市内御殿の敬武館 平塚市・大磯町・二宮町・中井町

優勝旗を掲げる加川君(左)と辻本君

神奈川県道場少年剣道大会が5月26日に寒川町で行われ、御殿の剣道道場・敬武館(荒巻雅人館長)の辻本耀清君(中学3年)が個人優勝、辻本君、荒巻維新君(同)、加川琥弥太君(1年)が団体で優勝した。

中学生男子の個人戦では114人が優勝を争った。小学生の時に同大会で優勝を経験した辻本君はプレッシャーを背負っての出場だったが、同館の積極的に前に出るスタイルで快勝を重ねる。準決勝を除いてすべて2本勝ちで優勝を収めた。辻本君は「うれしいとともにホッとした気持ち」と振り返る。

団体戦は当初3年の水谷康希君が出場予定だったが、直前で負傷。急遽加川君が中堅を務めた。体格で劣る加川君は引き分けに持ち込むことを目指し、先鋒の荒巻君と大将の辻本君で勝ちを決める作戦を立てた。2戦目までは足並みが揃わなかったが、加川君の奮闘と黒田利昌師範の一喝で気持ちが揃った。決勝では強豪の獅心館を接戦の末破り、優勝を掴んだ。

加川君は「今年で先輩たちは最後の大会。水谷先輩の代わりが少しでも務まったならうれしい」と思いを語った。全国大会の団体戦は7月、個人戦は10月に開催予定。

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