マカオ当局が不法賭博予防プロモーション展開…大型サッカーイベント開幕受け

スポーツベッティングステーションにおける不法賭博予防プロモーションの様子(写真:マカオ司法警察局)

 マカオ司法警察局は6月15日、近日大型サッカーイベントが開幕することを受け(註:時期的に欧州選手権とみられる)、不法賭博の経営及び参加の予防に向けた対策を講じていることを明らかにした。

 同局では、不法賭博防止対策の一環として、同月12日にギャンブル規制を管轄する博彩監察協調局(DICJ)の職員とともに域内にあるスポーツベッティングステーション(註:マカオではマカオスロット(澳門彩票)社が唯一の認可スポーツベッティング運営事業者となっている)を巡回し、市民に対して違法なサッカー賭博に参加しないこと、また不法賭博行為を発見した場合には速やかに通報をするよう呼びかけたとのこと。

スポーツベッティングステーションにおける不法賭博予防プロモーションの様子(写真:マカオ司法警察局)

 このほか、同局の組織犯罪捜査処が同月14日夜にマカオ半島新口岸地区一帯のレストラン、カラオケ店、バーを訪れ、店舗の従業員及び客ら78人に対して防犯チラシやポスターを配布したという。

 同局では、今後も不法賭博の最新情勢を注視し、適宜柔軟な対応を講じ、予防と取り締まりに努めるとともに、市民に対する防犯知識向上のためのプロモーションを継続展開するとした。

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