ヒザを手術したジョコビッチがリハビリを開始!「前進」と一言添えて、メニューをこなす様子を公開<SMASH>

男子テニス世界ランク3位のノバク・ジョコビッチ(セルビア)が6月15日に更新した自身の公式インスタグラム(@djokernole)を通じ、痛めていた右ヒザのリハビリを開始したことを報告した。

現在37歳のジョコビッチはディフェンディングチャンピオンとして出場したテニス四大大会「全仏オープン」(フランス・パリ/クレー)でベスト8に進出するも、右ヒザの負傷を理由にキャスパー・ルード(ノルウェー/現7位)との準々決勝を試合前に棄権。直後には同箇所の内側半月板損傷と診断され、すぐさまパリ市内で手術を決行した。

そして6日には自身のSNSで「手術はうまくいった」と報告。一方で7月1日に開幕を迎える今季3つ目の四大大会「ウインブルドン」(イギリス・ロンドン/芝)とその直後に開催されるパリ五輪(テニス競技は7月24日~8月4日)については言及せず、現状では両大会でプレーできるかどうかはケガの状況次第となりそうだ。
そんな中で更新された今回のインスタグラムでジョコビッチは一言「前進」との言葉を綴り、リハビリの様子を動画で公開。そこには様々なトレーニングに励む姿が収められており、時折カメラ目線で笑顔やふざけた表情も見せている。思ったよりも回復は順調に進んでいるのかもしれない。

この投稿に多くのファンから温かいコメントが寄せられた他、何人かの現役選手もリプライしている。スタン・ワウリンカ(スイス/元3位/現93位)は「ファイト」と綴り、長らくヒザの故障に悩まされていたデニス・シャポバロフ(カナダ/元10位/現117位)は3つの力こぶの絵文字でジョコビッチにエールを送った。

先週更新された世界ランキングでは昨年9月から守り続けてきた1位の座から陥落したジョコビッチ。今季はここまでツアーで決勝進出もなく、かつてない苦境に立たされているが、ファンはまた彼が強くなってコートに戻ってくることを信じているはずだ。とにかく今は1日も早い回復を願いたい。

文●中村光佑

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