マンチェスター・UのOB、アレクサンダー=アーノルドの中盤起用に見解「グループリーグは大丈夫」

写真:セルビア戦で中盤起用が予想されるアーノルド©Getty Images

かつてマンチェスター・ユナイテッドでプレーしたロイ・キーン氏とギャリー・ネビル氏の2人が、リヴァプールに所属するトレント・アレクサンダー=アーノルドの中盤起用に見解を示した。

日本時間17日4時、イングランド代表はUEFA EURO 2024グループリーグ初戦でセルビア代表との試合を控えている。その試合でアーノルドはデクラン・ライス、ジュード・べリンガムらとともに中盤を構成することが予想されており、サウスゲート監督も「(アーノルドが先発すると)信じている」と起用を示唆している。

ロイ・キーン氏は、イギリス『ITV Sports』の番組内でアーノルドの中盤起用に関して「バランスが大事」と前置きをおき、次のように意見を述べた。

「問題はより強い相手の時の守備だ。グループリーグは大丈夫だと思う。しかし、真のトップクラスのチームと対戦したら、実力は明らかになると思う。もし彼が上位チームと対戦したらボロボロにされるだろう」

ギャリー・ネビル氏も、グループリーグでのアーノルドの中盤起用を肯定的に捉えており、「セルビアは守備を固めてくるだろうから、トレント(アレクサンダー=アーノルド)が活躍する理由がある」とコメントを残した。

続けてネビル氏は「トーナメントが進むにつれてどうなるか分からない。いくつかの試合では(コナー)ギャラガーが出場するだろう」と語り、ビッグクラブの中盤の組み合わせを引き合いに出し、以下のように自身の意見を伝えている。

「ライス、べリンガム、フィル・フォーデンの中盤を求める声も上がっているが、守備を理由に監督がそれを実現するとは思えない。監督はライスと並んでプレーをする選手を投入するだろう」

「レアル・マドリードは、べリンガムを先頭に配置し、その後ろに(トニ)クロース、(エドゥアルド)カマヴィンガ、(フェデリコ)バルベルデがいたおかげで、チャンピオンズリーグで優勝した。マンチェスター・シティは前線の仕事をサポートするために、ロドリに加えて(マテオ)コヴァチッチを起用している。アーセナルもライスが独力で耐えられない時はジョルジーニョを投入していた」

イングランド代表はユーロ2024の中盤のメンバーとして、ライス、アーノルド、ギャラガーの他に、若手のコビー・メイヌーとアダム・ウォートンを招集している。

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