元日本代表FWが10分間でハットトリック 復帰戦の躍動話題「なんてパフォーマンス」

シンシナティの久保裕也【写真:ロイター】

怪我からの復帰戦で後半19分から出場

米メジャーリーグサッカー(MLS)のFCシンシナティに所属する元日本代表FW久保裕也は、6月16日のリーグ第19節のサンノゼ・アースクエイクス戦に出場しハットトリックを達成した。

今季開幕から出場を続けていた久保だが、前節までの3戦を怪我で欠場。今回のアースクエイクス戦が復帰ゲームとなった。久保は1-1で向かえた後半19分に途中出場した。1-2とされ苦しい状況のなか、同33分に長いパスに抜け出し、冷静な切り返しからネットを揺らし2-2の同点に持ち込む。

さらにその2分後、左からパスで崩したシンシナティ。最後は中央で倒れ込みながら久保がゴールを決めた。逆転に成功すると同42分に縦への早い攻撃を展開し、久保がGKとの1対1を制す。この日途中出場からハットトリックで勝利を呼び寄せた久保は、味方に持ち上げられ祝福された。

約10分間のハットトリック達成にファンも「アメリカでハットトリックしてる」「10分間で全部決めてる」「なんてパフォーマンスだ」といった驚きの声が届いていた。

久保は現在30歳。2020年1月にベルギーのヘントからアメリカへ。MLSでの5年目を迎えるなか、シンシナティで華々しい活躍を見せている。(FOOTBALL ZONE編集部)

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