阪神・岡田監督 満塁弾の前川に「やっぱ大きいよなあ。満塁いうたらな」小久保監督からまさかの一撃に「ふふっ」【一問一答】

 勝利のハイタッチの列に並び笑顔を見せる岡田監督(80)、才木(右端)ら(撮影・立川洋一郎)

 「ソフトバンク1-4阪神」(16日、みずほペイペイドーム)

 阪神は前川右京外野手のグランドスラムで4点を奪い、才木浩人投手が7回1失点の好投で連敗ストップ。交流戦で苦しみながらも、勝率5割以上でリーグ戦再開へ戻れることが決まった岡田彰布監督は「やっぱ大きいよなあ。満塁言うたらな」と語った。

 さらに青学大出身のソフトバンク・小久保監督が「監督対決に負けたけど母校は勝った」と発言したことに、早大出身の指揮官は「ふふっ」と応戦。この日、神宮球場で行われた全日本大学野球選手権決勝で青学大が早大を下して連覇したことにも言及した。

 以下、岡田監督との一問一答。

 -前川が初回に満塁弾。

 「なあ、やっぱ大きいよなあ。満塁いうたらな。昨日と逆になるからなあ。攻めようがなくなってくるからなあ。結局は。ソロやったら、まだあれやけど」

 -石川が2回以降立ち直っただけに大きかった。

 「そうやなあ。あんまり先発してないやろ、あれ。なあ」

 -最近は強い打球が。

 「いやいやまあ、ずっと1本とか、ヒットもでとったしな。まあそんなに状態良くないと思うけどな。やっぱりクリーンアップ据えたらな、ああいうときに1本な。そら4打席で1本出るのがあん時かランナーいてない時かで大違いやからな」

 -ソフトバンクの笹川、広瀬のように若い選手が打てば勢いつく。

 「いや、向こうは8番、9番やないか。こっちはクリーンアップでな、ポイントゲッターになるからな」

 -本人にとっても良い1本に。

 「そうやなあ、やっとな左の時でも先発したりな。そういう形で徐々にポジション取れるようにな。今がレギュラーポジション取る、そういう過程じゃないか。左ピッチャーとか対応したり、ある程度できてきたら自信もつくやろうし、守備にしてもな」

 -チームの歴史でも高卒3年目でレギュラー狙える選手は少ない。

 「まあな、おーん。そらお前、一人でも誰か出てこんとあかんわ。おんなじようなメンバーではやっぱりな、なかなか勝てへんから」

 -才木は。

 「もうなあ、いやいや、ちょっと今までがな、0-0で後半までいくような展開ばっかりやから、そんな4点入ったから気が抜けるいうかな、それだけ言うたんや、ピッチングコーチに、それだけ注意せえよ言うて。安心してしまうな、あるかも分からんし、今までがもうそんな、緊迫したイニングばっかり投げとるから。ピッチングコーチにそれだけ注意せえよ言うて。安心してしまうな、そういうのもあるかも分からんしな。そんなんもう緊迫したイニングばっかり投げとるから」

 -その中でも四球も出さずに。

 「そうや、コントロールようなったからなあ、やっぱり」

 -たっぷり休めたのもあるが、桐敷や岩崎も好投。

 「おおそうやなあ。久しぶりやろ、1週間ぶりか、なあ。まあ、またちょっと休めるやん」

 -木浪が心配

 「おーん。いや心配っていうか、骨折してるんやもん、しゃあない、それはもう。心配もくそも、それはもう抹消や」

 -小幡にはこのチャンスに頑張ってもらわないと。

 「まあチャンスや小幡はなあ」

 -小久保監督が監督対決に負けたけど母校は勝ったと。

 「ふふっ。もったいないのう。最後も」(大学選手権の決勝で八回2死満塁の好機を生かせず?)

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