久留米市の浸水被害対策 「地下調節池」の完成式

出水期に浸水被害が相次いでいる久留米市で、対策の一環として進められていた地下調節池工事が完了し、16日、完成式が行われました。

久留米市の鳥飼小学校で行われた完成式には原口市長らが出席し、近くの大隈公園の地下に作られた調節池の完成を祝いました。

久留米市を走る池町川周辺では、梅雨などの出水期に雨水を筑後川に排水できなくなる「内水氾濫」が原因で床上・床下の浸水被害が多発しています。

完成した地下調節池は1万立方メートルの雨水を一時的に貯めることができ、水位の上昇を抑えることで被害の軽減が期待されます。

福岡県は2020年度から調節池のほか、排水ポンプなどの建設工事を進めていて、来年度までの完成を目指しています。

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