嵐山若鮎祭 旬の味覚アユの塩焼きを堪能

自然に囲まれて旬の味・アユの塩焼きを堪能する「嵐山・若鮎祭」が京都市右京区の嵐山公園中之島地区で
行われました。このイベントは嵐山保勝会が、アユ漁解禁の時期に合わせて15日から2日間行ったもので、新型コロナの影響による中止から5年ぶりの開催となりました。今回は嵐山周辺の環境保全のためのチャリティーイベントとして行われ、1,000円を寄付すると塩焼きのアユが1匹提供されます。公園内には焼き場が設けられ、近くの料亭や料理旅館の料理人たちが、この日用意されたおよそ600匹のアユを炭火で次々と焼き上げていました。きょうの京都市内の気温は、午後になると32度を超え、強い日差しが照り付ける時間もありましたが、訪れた人はテントの中や木陰で、アユを美味しそうにほおばっていました。また会場には桂川の魚に詳しい地元の高校生が、川や水辺に住む生き物を紹介するなど、嵐山の自然を学ぶブースも設けられ、辺りは終始、多くの観光客らでにぎわっていました。

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