早見あかり、愛娘に自慢できる 2度目の『ウルトラマン』出演に感慨

『シン・ウルトラマン』では禍特対メンバーを演じていた早見あかり

俳優の早見あかりが16日、ユナイテッド・シネマアクアシティお台場で行われたNetflix映画『Ultraman: Rising』の配信開始記念特別上映会に出席。映画『シン・ウルトラマン』(2022)に続く、2度目の『ウルトラマン』作品出演へのあふれる思いを語った。上映会には、山田裕貴小日向文世シャノン・ティンドル監督、ジョン・アオシマ共同監督も来場した。

『Ultraman: Rising』は、円谷プロダクションとNetflixがタッグを組み、人気特撮「ウルトラマン」を新たなストーリーで映像化した長編アニメーション映画。早見は、主人公・サトウ・ケン(声:山田)と交流を深めるジャーナリストのワキタ・アミの日本語吹き替え版声優を務めた。

アミは、子育てをしながらジャーナリストとして奮闘する役柄。早見は「わたしも3歳半の娘がいて、保育園やおじいちゃん、おばあちゃんなど、いろいろな人に子育てを手伝ってもらっている。とてもいろいろなことに気づかされたし、理解できる感情がたくさんありました」とアミが共感できるキャラクターだったことを明かす。

また、作品のテーマにもなっている「誰を一番に守るべきか」という決断について、早見は「以前は『こうありたい』と完璧を求める自分がいたのですが、コロナ禍と妊娠出産が重なって、自分の心を守るために、毎日生きているだけで偉いと考えるようになりました」と心境の変化があったことを明かすと、山田や小日向も早見の意見に賛同する。

早見にとっては、『シン・ウルトラマン』に続く『ウルトラマン』作品への参加になった。早見は「一生に一度だと思っていたのに、また『ウルトラマン』作品に呼んでいただいて、本当に嬉しいです」と満面の笑みを見せると、「今回の作品は小さなお子さんから大人まで広く楽しめる内容になっています。娘が最近『なんでママはドラマに出ているの?』と聞いてくるんです。深く説明してもまだ分からないのですが、いつか物事がちゃんと理解できるようになったとき、『ウルトラマン』という作品にお母さんが出させてもらっていたと自慢ができると思う。プレゼントになる作品です」と語っていた。(磯部正和)

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